ニホンイノシシ

2014年のニホンイノシシに関する主なニュース

<12月>

不法侵入「イノシシ」民家台所で大暴れ 逃走時、家人と鉢合わせ衝突…防災無線で手配=@茨城
11日午後6時半ごろ、茨城県石岡市宇治会の男性会社員(59)宅にイノシシが侵入、
数分間、台所で暴れるなどし、逃走した。
逃げる際、玄関先で家に入ろうとした男性と鉢合わせして衝突、
男性は転倒して膝をすりむく軽いけがをした。

石岡署によると、玄関から「ガシャン」という音がしたため居間にいた男性の妻と子ども2人が確認すると、
イノシシが隣の台所で暴れていた。
玄関のガラス戸が割れており、突き破って入ったとみられる。
イノシシの体長は約1・5メートル。
現場は住宅が点在する農村地帯。
市は防災無線で付近の住民に注意を呼び掛けた。


<11月>

住宅街を走る電車にイノシシが…JR武蔵野線
住宅街を走る電車にまさかの事態です。
JR武蔵野線の電車が異常な音で突然、停止。
線路の横にはイノシシが倒れていました。

21日午前7時すぎ、東京・府中市のJR武蔵野線北府中と西国分寺駅間で、
走行中の電車の運転士が異常な音を聞いたため、非常ブレーキを掛けました。
運転士が周りを調べると、重さが約80kgのイノシシ1頭が線路の横で死んでいるのが見つかりました。
乗客約600人にけがはありませんでした。
この影響で、電車は15分間、停車しました。
直前には、現場周辺でイノシシの目撃情報が相次いでいました。
JR東日本によりますと、東京の郊外でイノシシと電車が衝突することは珍しいということです。


<10月>

イノシシ4頭、堤防の上をトコトコ 兵庫の武庫川
兵庫県宝塚市美幸町の武庫川で18日朝、堤防上を歩く4頭のイノシシを
近くの梅垣幹雄さん(67)が撮影し、朝日新聞に写真を届けた。
午前7時半ごろ、妻と散歩中に発見した。
体長70センチ前後で、子どもらしい。
半時間ほど堤防上を歩いたり、付近の草むらでエサを探したりした後、下流の方へ姿を消したという。
この間、ジョギング中や自転車で通りかかった市民が「犬かと思った」などと驚き、立ち止まって眺めていた。

梅垣さんは「近所に住んで10年になるが、イノシシの群れを見たのは初めて。
人を恐れずマイペースでトコトコ歩いていました」。

イノシシ4頭、堤防の上を


イノシシ388回出没 避難指示解除準備区域
福島県は16日、福島第1原発の避難指示解除準備区域の11市町村のうち、
早期に営農再開が見込まれる地点に鳥獣被害対策用の定点カメラを設置した結果、
イノシシの出現を計388回確認したと発表した。
カメラを設置したのは避難指示解除準備区域に指定された11市町村の計55カ所。
8月末から9月上旬の5日間、センサー付きのカメラで観測した結果、イノシシの写真を計388枚撮影した。
これと並行して大熊、双葉、浪江の3町で9月22日から箱わなを仕掛け、
今月15日までに計20頭のイノシシを捕獲した。
わなは11月から楢葉町にも設置する。
原発事故後、避難区域ではイノシシなどの野生動物の生息域が拡大している。
10月下旬からは2回目の定点カメラ調査を実施する予定で、
県環境保全農業課は「観測データは各自治体に提供する。
営農再開を目指す避難区域の鳥獣被害対策に生かしてほしい」と説明している。


近鉄準急、イノシシと衝突 名張、運休でダイヤ乱れ
十五日午前五時二十分ごろ、名張市の近鉄大阪線赤目口−三本松駅間で、
名張発大阪上本町行き準急電車がイノシシに衝突した。
乗客八人にけがはなかった。
車両を点検したところ、配管から空気が漏れる不具合が見つかり、
乗客全員を三本松駅で降ろし、残り区間を運休とした。

近鉄によると、この影響で奈良、大阪方面を中心に特急電車を含めて上下線二十二本が運休し、
二十九本で最大五十二分の遅れが出た。通勤客ら約二万五千人に影響した。


パイン、嵩田でイノシシ被害 農家「泣くに泣けない」
石垣市によると、市内のパイン畑で苗の芯がイノシシに食べられる被害の報告が9月末現在で6件あり、
農家の頭を悩ませている。
被害報告は▽4月=1件▽6月=2件▽7月=1件▽8月=1件▽9月=1件―と推移。
市農政経済課では電気柵の貸し出しや八重山猟友会の協力を得て
畑の周辺にわなを設置するなどの対応を行っている。

このうち、嵩田地区の東金三さん(62)のパイン畑では9月25日から毎日のようにイノシシの被害を受けており、
畑約70eのほぼ全体が被害に遭っているという。

来年6月の出荷に向けて、花を咲かせる処理を行う直前だった東さんは
「昨年も被害に遭った。今年こそはと思っていただけにとても残念。泣くに泣けない」と肩を落とした。

東さんは「このままでは、私の畑だけでなく市内全体に被害が広がりかねない。
1日も早い駆除をお願いしたい」と要望する。
嵩田地区では現在、猟銃を使ったイノシシ駆除は行われていない。
同課では、近隣住民の理解を得ながら、猟友会による猟銃での駆除も検討していく考え。

石垣市のパイン畑イノシシ被害


佐賀県: イノシシ被害額最少 柵や捕獲、対策効果 生息数は増加か
佐賀県内のイノシシによる2013年度の農作物被害額は1億1000万円で、過去20年で最も少なかった。
侵入防止柵の設置や捕獲など、対策の成果が出ているとみられる。
ただ、14年度は夏場の長雨で生存数が増えたという指摘もあり、県は警戒を呼び掛ける。

県生産者支援課によると、13年度被害額の内訳はコメ5500万円、
果樹3千万円、その他1900万円の順に多かった。
被害額は年々減少しており、13年度は、ピーク時の02年度(4億1600万円)の4分の1になった。

神埼市脊振、唐津市七山では08年から国の補助金を活用し、
ほ場全体を金網で囲む侵入防止柵を集落ぐるみで設置してきた。
その効果が出ているとみられ、現在は佐賀市富士町、三瀬にも整備されている。

侵入防止柵の設置とともに、捕獲も進めている。
13年度の捕獲数は2万2816頭。
過去最多の10年度(2万6016頭)に次ぐ数で、4年連続で2万頭以上となった。
内訳は、狩猟免許を持つ人による「狩猟」が4676頭(前年度比952頭減)、
農作物被害防止を目的とした「有害駆除」が1万8140頭(同2554頭増)だった。

こうした対策の効果で被害額は減少しているが、
県農業技術防除センターの担当者は「生息数は決して減っておらず、今夏の異常気象の影響も心配」と危機感を示す。
佐賀市北部や神埼市脊振地域からは「イノシシの出没数が例年より多い」という報告が多く寄せられており、
「例年は梅雨明け後の気温上昇で幼獣が死亡するが、今年は長雨のため、
脱水症状を回避して生き残った個体が多いようだ」と指摘する。

佐賀市富士町の農家は「今年は山際だけでなく、民家近くにも来ている。
金網を鼻で曲げ、柵の下を掘って田んぼに侵入している。
稲穂を食いちぎられて、駄目になった水田が20アールある。落胆し、米作りを諦めた仲間も出てきた」
とやりきれない表情を浮かべた。

草丈が伸びるとイノシシの隠れ場になり、放置された果実は餌になるため、
同センターは耕作放棄地の発生を防ぐ重要性も強調する。
担当者は「地域が一体となり、生息地と農地を管理し続けることが重要。
柵の点検や補修はもちろん、不要な柿や栗、ビワの伐採にも取り組んでほしい」と助言する。

イノシシ被害額最少


シカ、イノシシを指定管理鳥獣に=適正規模まで捕獲−環境省
全国的に急増し食害を引き起こしているニホンジカとイノシシについて、環境省は14日、
「指定管理鳥獣」に指定する省令案を公表した。
11月12日までパブリックコメントを受け付けた上で、年内にも決定したい考え。
指定されれば、国や自治体は適正規模にするための捕獲事業が可能となる。
省令案は、国が定める指定管理鳥獣を都道府県が駆除できるよう
鳥獣保護法が5月に改正されたことを受けたもの。
ニホンジカとイノシシの指定のほか、捕獲事業の民間委託制度や夜間の銃による狩猟の要件なども盛り込まれた


箱根登山鉄道が切り株巻き込み非常停止 イノシシ?が掘り起こしたか
17日午後9時5分ごろ、神奈川県箱根町の箱根登山鉄道入生田−箱根湯本間で、
小田原発箱根湯本行き電車が線路内にあった木の切り株を巻き込み、約50メートル進んで非常停止した。
脱線はせず、乗客らにけがはなかった。
県警小田原署は線路脇上部の畑に生えていた切り株をイノシシなどの動物が掘り起こし、
線路に落ちてきたとみている。

同署によると、切り株は直径約45センチ、高さ約32センチ。
3メートルほど上にある畑には動物が掘ったらしい穴と、植物などの食べかすがあった。
電車は切り株の撤去作業で停車、乗客約50人は箱根湯本駅まで歩いた。
同鉄道は小田原−箱根湯本間の上下線で終電まで運休した。


香川県: 高松の市街地イノシシ現る/けが人なし
11日夜、香川県高松市新北町周辺の住宅街の住民から、イノシシの目撃情報が高松北署に相次いだ。
午後6時15分ごろ、同町の無職女性(64)が自宅の玄関先で目撃、直後に東方に逃げた。
女性にけがはなかった。
約10分後、女性の自宅から約250メートル南の会社事務所で
1階玄関脇のガラス1枚が割れているのを男性従業員が発見。
ガラスにはイノシシとみられる動物の毛や血が付いていた。

同署によると、イノシシの体長は約1メートル。
パトカー4台で約2時間捜索したが、見つからなかった。
同署は「遭遇した場合は刺激せず、すぐに通報してほしい」と注意を呼び掛けている。


<9月>

民家敷地へイノシシ侵入相次ぐ 京都・長岡京や大山崎
天王山近くの京都府長岡京市や大山崎町の民家敷地にイノシシが侵入し、
農作物をあさったり工作物を破壊する事例が相次いでいる。
山の荒廃でえさが少なくなっているためとみられ、住民に不安が広がっている。

レモンの木は根っこが掘り出され、今にも倒れそうになっている。
アスパラやタマネギも被害を受けており、あちこちで土を掘り返した跡が残っている。
イノシシが走り回ってぶつかったのか、植木鉢も割れていた。

原田さんによると、イノシシの被害は4月ごろから増え始め、現在も週に2回ほど夜間にやって来るという。
原田さんは「10年ほど住んでいるが、こんなことは初めて。
これでは何も植えられないし、いつ出くわすか怖くて仕方ない」とおびえている。

近くの小池俊明さん(72)も、家庭菜園の世話をするために整備したブロックの階段が被害を受けた。
侵入防止ネットや鈴を設置したが効果はないという。
「もうすぐサツマイモができるので心配」とため息をつく。

町によると、イノシシだけでなく、サルの目撃例も増えているといい、
町は「出没注意!」と書かれた張り紙を町内3カ所に掲示した。
ただ、根本的な解決策はなく、町は
「(山麓の住民は)イノシシが活動する夜間はなるべく出歩かないで」と呼び掛けている。

京都イノシシ


野生イノシシ、旅館に“居候” 黒川温泉 熊本
南小国町黒川温泉の旅館「樹やしき」に餌をもらいに訪れる野生のイノシシがいる。
ウリ坊のころから懐いており、従業員らは親しみを込めて「しし丸」と呼んでいる。

昨年12月、1匹のウリ坊が旅館の敷地に迷い込んできた。
「家族とはぐれたのだろうと追い出していたが、何度追っても戻ってくるので根負けした」と
丸埜昭三[しょうざぶ]社長(66)。

今年3月ごろから駐車場の隅でサツマイモなどを与え始めた。
雄のようなので、「しし丸」と名付け、従業員らと見守ってきた。

イノシシは体長約80センチまで成長。
今では丸埜社長や従業員を見かけると、まるで餌をねだるかのように近寄って来るという。
人を威嚇するようなそぶりも見せず、最近は離れの中庭などで昼寝するようになった。
丸埜社長は「しし丸を見たお客さんは驚きながらも写真を撮っています」と話す。

熊本イノシシ


発電所にもイノシシ出没、駆除 唐津市
23日午前8時40分ごろ、唐津市二タ子3丁目の九州電力唐津発電所の敷地内でイノシシ1頭が出没。
通り掛かった60代男性に向かってきたため、よけようとして転倒、軽いけがをした。
約1時間半後、唐津署員らが近くの用水路で発見、地元猟友会が駆除した。

イノシシは体長約150センチ。22日夕方にも付近の路上で確認され、
別の60代男性が軽いけがを負った。


栃木県 さくらでイノシシ捕獲 喜連川の民家近く
さくら署によると、19日午前5時30分ごろ、さくら市喜連川で、
近隣住民が自宅敷地内の植木の世話をしていたところ、道路の方からガサガサと物音がし、
同方向を見ると、近くの側溝付近で後ろ足を引きずったイノシシを見つけた。
同署によると、イノシシは体長約120センチ、胴回り約90センチの雌で、駆け付けた警察官が捕獲した。


路上にイノシシの集団 田辺市中芳養
和歌山県田辺市中芳養の中芳養中学校近くの路上で12日夜、親子連れとみられるイノシシ6匹が目撃された。
猟友会の会員によると、脅かさない限り人間を襲うことはないので、
夜道で出くわしても冷静に対処してほしいという。

午後8時半ごろ、車で帰宅途中の会社員(57)が、道路を横切るイノシシに進路をふさがれた。
中型犬ぐらいの大きさで、母親と、今春生まれた子どもの集団とみられる。
イノシシは一度に4〜7匹の子どもを産むが半数は死ぬため、6匹もが一緒に行動するのは珍しいという。

ヘッドライトに照らされたイノシシは車の方をじっと見た後、驚く様子もなく、ゆっくりと道路脇の梅畑に入った。
現場は、中芳養中学校の南約300メートルの集落で、民家や梅畑、水田がある。
付近では最近、イノシシがたびたび目撃されており、収穫前の稲が食い荒らされる被害も出ている。


男だけに任せておけん 姉妹がイノシシ退治 大分県豊後大野市
男だけに任せておけん、イノシシ退治――。
こんな合言葉で害獣退治に奔走する農家姉妹がいる。
大分県豊後大野市の田北たず子さん(62)、東藤さき代さん(58)だ。
わな免許を取得して害獣捕獲から、と畜・解体、ジビエ(野生鳥獣肉)の普及に取り組む。
姉妹がさばく肉は放血が良いと評判で、先輩の男性狩猟者からも「獣の生態を理解している」と一目置かれる存在。
女性の狩猟仲間を増やし古里を守りたいと思いは熱い。

・「女猟師の加工所」繁盛
姉妹がわな免許を取ったのは3年前。市内の病院に勤務していたが定年を迎えたのを機に、
実家の裏山に自生するタケノコを出荷する計画を立てていた。
しかし、イノシシの被害でタケノコが全滅したことがきっかけで、近所の狩猟者に誘われ、わな免許を取った。
以来、先輩狩猟者と共に山に入り、獣の通り道やわなの仕掛け方などのポイントを習得、狩猟の技術を学んだ。
2年間でイノシシ約80頭を捕獲したが、悩んだのが活用法だ。
肉を自家消費して、近所の人にお裾分けしても余ってしまう。
そこで「命を奪った以上、食べることが大切」(田北さん)と考え、市や県に相談。
助成を受けて1月、実家の敷地に加工所を造った。

名付けて「女猟師の加工所」。
姉妹で捕獲したり、周辺の狩猟者から内臓付きで1キロ1000円で買い取ったりしたイノシシや鹿をと畜・解体し、
肉として道の駅や農産物直売所、肉卸やレストランに出荷する。

命を生み出す女性ならではの視点から「内臓も含めてできるだけ多くを肉にしてあげることが供養につながる」と、
週の半分は捕獲や肉の解体と販売に充てる。
半年間で約100頭を解体。
売り上げは月7万〜27万円と幅があり、安定経営が課題だ。

東藤さんは「狩猟はまだまだ男の世界。これだけ被害が増えたのだから、
女性も里山の風景や田畑を守っていかなければならない」と地域の女性に狩猟免許の取得を勧める。

女性が免許を取得して効果を上げるための3カ条として、
姉妹は(1)仲間2人で免許を取る(2)猟友会に入り先輩に教わる
(3)師匠を決めて弟子入りし技を盗む――ことを挙げる。
田北さんは「女性がペアで狩猟すれば、重い獣や箱わなだって運べる。
励まし合えるので長続きする」と仲間が増えることを期待する。

姉妹がイノシシ退治


イノシシ・鹿 調査、捕獲に20億円 鳥獣害対策へ本腰 環境省概算要求
環境省は2015年度、イノシシと鹿の生息数を大幅に減らすため、各地域での捕獲体制支援に乗り出す。
予算の概算要求に20億円を新規で計上し、鳥獣害対策を重点施策に位置付けた。
深刻化する農林業への被害に歯止めをかけるとともに、自然生態系の保全にもつなげていく。


新潟 上越市頸城区の西福島工業団地でイノシシ出没
2014年9月8日午前6時20分頃、新潟県上越市頸城区西福島の西福島工業団地内で
住民が体長約1mのイノシシ1頭を目撃し、上越警察署に通報した。人的被害は報告されていない。
周辺に民家もあることから、同署は同市と連携して警戒活動を実施したものの、イノシシの捕獲に至っていない。
同署は付近住民に注意を呼び掛けている。


<8月>

農業被害減へ成果上々 4カ月でイノシシ12頭、大井町農家ら13人が捕獲
野生動物による農業被害を軽減しようと、大井町相和地区の農家ら13人で結成された
「町有害鳥獣捕獲隊」が成果を挙げている。
地元の猟友会からアドバイスを受けてわなを仕掛け、4月からの約4カ月間でイノシシ12頭を捕獲。
メンバーの深沢功さん(65)は「こつが分かってきた。
まだまだ被害は減らないので、地道に取り組んでいきたい」と意気込んでいる。

昨年1年間の、イノシシやシカなど野生動物による農作物の被害額は県全体で約1億4千万円に上り、
そのうち県西部が4分の1を占める。猟友会などが捕獲に取り組んでいる中、
町では農家らにも協力してもらおうと、費用を全額負担してわな猟の免許取得を支援、
捕獲を目的とした組織づくりを行った。

捕獲隊は昨年10月に結成。昨年度は実績を挙げることはできなかったが、
本年度は5月にイノシシ1頭、7月に同じく4頭、
8月は箱わなにウリ坊6頭が一度にかかるなど、これまで計7頭を捕獲した。
数カ月に1度、猟友会から指導を受け、複数の獣道が交わる箇所にわなを仕掛けるなど、工夫を凝らしている。

町は「予想以上に成果が上がっている。
秋はイノシシの好物のサツマイモやクリが実る時季なので、気を抜かずにやってくれるはず」と期待。
深沢さんは「正直、イノシシが子どもを産むペースに捕獲が追い付かない。
でも、わなを意識させることで畑に近づけさせないという効果もあると思うので、
めげずに頑張りたい」と話していた。

イノシシ


イノシシ解体会社を設立 先端大の学生、猟師と飲食店仲介
石川県内に生息範囲が広がり、農作物を荒らすイノシシを地域資源として活用しようと 、
北陸先端科技大学院大に通う20代の学生5人が会社を設立した。
猟師が捕獲したイノ シシを解体し、肉や皮、毛、骨を飲食店や工房に仲介、商品化のアイデアも出し、
手数料 を利益にする。北海道や京都の飲食店への販路開拓を進めており、新たな北陸のブランドを目指す。
知識科学研究科の吉村祐紀さん(24)、藤丸紘樹さん(25)ら5人が5月ごろから準備を進め、
7月下旬に登記を終えた。
現在、解体に必要となる狩猟免許の取得に向けて 準備を進めている。

起業のきっかけは、大学が白山麓で展開するイノシシ活用のプロジェクトへの参加で、
「捕まったイノシシを処分するだけではもったいない。食肉だけではなく、
丸ごと商品に すれば売れるのではないか」という意見が出て、
起業を志していた学生有志がビジネスモデルを練り上げた。

肉はジビエ(狩猟による野生の鳥獣肉)として飲食店に販売する。
皮はなめしてもらっ てバッグや財布、毛は化粧用の筆に加工、
骨は砕いて九谷焼の素地(きじ)に混ぜること を視野に交渉を進めている。

来年11月末までの初年度に、イノシシ100頭を丸ごと商品化する目標を掲げた。
IT企業に勤務していた吉村さん、流通・アパレル関係の会社に勤めた藤丸さんが営業を担当し、販路拡大を担う。
吉村さんはつてを頼って北海道のバーや京都の日本料理店とも食 肉や加工食品を卸す約束を取り付けた。
藤丸さんは生息地の拡大が進む羽咋市など能登での事業展開を模索している。

社名は「ハタブネコンサルティング合同会社」とした。
イノシシの事業が軌道に乗れば 、事業を子会社に託すやり方で成長する「旗艦」としての企業像を思い描く。

「規模はまだ小さいが、北陸新幹線の駅弁にイノシシ肉を使ってもらうなど、
少しでも 北陸の名物を増やしたい」と吉村さん。
今後はイノシシ事業とともに、各地で生い茂るクマザサを加工してアロマオイルやお香、
リキュールなどへの商品化を検討していく。

イノシシ解体会社


イノシシと車が衝突 栃木
栃木署によると17日午後7時15分ごろ、栃木市岩舟町鷲巣の市道で、
雑木林から飛び出してきたイノシシが同市、会社員男性(41)の乗用車に衝突した。

イノシシは死亡、男性にけがはなかった。
イノシシは体長約130センチ。現場はJR岩舟駅から北に約1・6キロ。


市街地だけじゃない イノシシ被害、登山中も急増
神戸市の山間部で、登山客らがイノシシに襲われる被害が7月中旬から急増している。
市内でイノシシ被害が多い東灘区では今年も含めここ数年、市街地で住民が襲われるケースが目立ち、
山間部では2011年度以降、ほとんど報告されていなかった。
登山客らの「餌付け」が背景にあるとみられ、
市は被害が集中しているエリアに看板を設置するなど注意を呼び掛けている。
神戸市によると、山間部で「ザックを奪われて腹をかまれた」「登山道で後ろから襲われた」などの連絡が
7月12日以降、8件相次いだ。
負傷者も既に7人に上っている(7月末現在)。
被害が集中しているのは六甲山の眺望スポット「風吹岩(かざふきいわ)」(同市東灘区)周辺。
阪急岡本、芦屋川駅から六甲山最高峰へ向かうルートが合流する地点にあり、
登山客らの休憩ポイントになっている。
市は7月末、風吹岩周辺など十数カ所に「餌付け禁止!!」などと記した看板を設置。
今月2日には市の委託業者が登山道近くでチラシをまき、
「襲われそうになったら荷物を放して逃げて」などと注意を呼び掛けた。
被害急増の背景について、市は「イノシシは学習能力がある。
餌付けが繰り返されて食べ物目当てに人に近づく個体が出てきたのかもしれない」と推測。
被害者からの情報では単独のイノシシと、子連れの2グループがいるという。
市街地ではイノシシを山間部に追い払えるが、生息地である山間部では“即効性”のある対策は難しい。
担当者は「登山客らに餌付け禁止を徹底してもらい、イノシシが人に近づかなくなるようにしたい」と話す。
風吹岩近くで女性がイノシシに襲われる場面に出くわしたことがあるという
京都府京田辺市の男性(63)は「今日(2日)も登山道脇にリュックと中身が散乱していた。
六甲山にはよく来るが、1人だと怖い」と表情を曇らせた。
風吹岩周辺では10年秋にも登山客が特定のイノシシに襲われる被害が続発。
神戸市が駆除に踏み切った。

神戸イノシシ統計


体重150キロ 巨大イノシシ 宇都宮の篠原さん捕獲「55年の経験で一、二を争う」
宇都宮市横山町の山林で、体重が推定百五十キロほどの雄のイノシシが捕獲された。
県によると、仕掛けにかかるのは二十〜四十キロの子どもが多く、百キロ超の成獣は珍しい。
捕獲したのは、上河内猟友会の篠原甫(はじめ)さん(77)=同市下小倉町。
七月二十八日午前十時ごろ、ワイヤ製の輪に脚を入れるとすくい上げる手製の仕掛けに、
大きなイノシシがかかった。
最近十年ほどは仕掛けによる捕獲をしており、篠原さんは「五十五年の経験で一、二を争う大きさ」と驚く。
 イノシシが田畑を荒らしたりする被害は県内でも見られ、篠原さんが住む宇都宮市郊外の上河内地区では、
食べ物を求めて民家近くにも出没。
帰宅した女子高校生が庭にいるイノシシを見つけ、家に一時入れなかった例もあったという。
県の統計では、二〇一三年度に県内で捕獲されたイノシシは有害捕獲、狩猟を合わせて計五千七百九十二頭。
篠原さんは「イノシシは多産ということもあって、なかなか減らない」と、捕獲の必要性を指摘している。
稲穂が実り始めるこの季節は、せっかく育てた稲を荒らされるのが農家の悩み。
田んぼの周辺では、所有者らが網状の防護柵を周辺に張り巡らせるなどの対策も取っている。

150kgイノシシ


イノシシが体当たり、けが負わす…その後は海へ
12日午後3時25分頃、山口県岩国市三角町の今津川河口付近の岸壁で、
釣りをしていた同市の男性(70)がイノシシに体当たりされて転倒し、手や足に軽いけがを負った。
山口県警岩国署の発表では、イノシシは体長約1メートル。
海へ飛び込み、沖へ泳いでいったという。


イノシシの出没相次ぐ
 葉山町内でイノシシの目撃情報が相次いでいる。
先月末までに町に寄せられた通報は33件。
人的被害はないものの農作物への食害も確認されており、町は注意を呼びかけている。

イノシシが出没したのは昨年3月ごろから。
上山口地区で目撃されたのを皮切りに一色、木古庭、長柄などからも
「イノシシを見た」「足跡を見つけた」などの情報が寄せられた。
県横須賀三浦地域県政総合センターによると三浦半島では横須賀市でも情報が寄せられているが
以前は具体的な目撃情報はなかった。
「県西部から山を伝ってきたか、人為的に持ち込まれたか原因は不明」という。

発見されるのは主に山間が近い畑などで、農作物を狙って山を下りてきたとみられる。
JAよこすか葉山ではジャガイモやサツマイモなどイモ類をはじめ、
インゲン、大豆、スイカなどの食害も確認した。
これを受け、葉山町では地元の町内会が農家の声を集約し、捕獲作戦を開始。
昨年6月には60センチほどの幼獣、今年4月には125センチほどの雌のイノシシを捕獲した。
捕獲後も目撃情報が相次いでいることや、新たに産まれた子どものイノシシが育っている可能性もあるため、
町では町内の掲示板やホームページなどで注意喚起。
イノシシと遭遇した際は近寄らずにゆっくりと後退することなどを呼び掛けている。

イノシシ食害


<7月>

巨大イノシシ「捕った」
大井町では2011年の1年間で、
イノシシやシカなどによる農作物への被害額が報告されているだけでも約180万円あった。
イノシシやシカによる被害は、高尾を含む山間部の相和地区に集中し、
その大半がサツマイモやジャガイモなどの根菜類で、市街地ではハクビシンによる果樹への被害も報告されている。

こうしたなか町は2013年に「大井町鳥獣被害防止計画」を策定し、
地域一丸となり捕獲作業に取り組むために、被害が大きい相和地区の住民に呼びかけ「有害鳥獣捕獲隊」を結成。
猟友会の協力を得て連絡会を組織。
情報共有や、わなの講習会などを開いている。

11日に行われた連絡会では赤田地区や柳地区、高尾地区に大型のイノシシが出没しているという報告を受け、
猟友会の齋藤勝次郎さん(73)が19日に「くくりわな」を設置。
週明けの22日午後1時30分頃に確認に行くと、体長約2m、重さ140kgのオスのイノシシがわなに掛かっていた。

町内で捕獲されるイノシシは平均で80kgから100kg程度。
140kgを超えるイノシシは珍しく、狩猟歴50年以上という斎藤さんは
「長く狩猟をしていますが、ここまで大きなイノシシは初めて」と驚きを隠さない。

捕獲隊の事務局を務める同町地域振興課の担当者は
「住民の方が遭遇したら大けがをしてしまう可能性もあったので捕まえられてよかった。
今後も町内の状況を把握しながら対策を継続していきたい」と話す。

大井町高尾で22日午後、体長2m・重さ140kgのイノシシが捕獲された。
住民でつくる有害鳥獣捕獲隊が、出没情報のあった大型イノシシの捕獲作戦を立て、
町の猟友会が「くくりわな」を仕掛けたところイノシシが捕獲された。

巨大イノシシ


東北道でイノシシと衝突 福島、けが人なし
28日午後9時5分ごろ、福島県西郷村長坂の東北自動車道下り線で、
山形県寒河江市の会社役員の男性(60)が運転する乗用車とイノシシが衝突した。
男性にけがはなかった。イノシシは体長約1・5メートルで、その場で死んだ。

福島県警高速隊によると、道路左側から中央分離帯方向に横切ろうとしたイノシシに衝突した。
現場は見通しの良い片側2車線だという。


イノシシに注意を 横須賀、葉山出没相次ぐ、一部で農業被害も
横須賀市と葉山町に、イノシシが出没している。
横須賀は今年から、葉山は昨春からで、県横須賀三浦地域県政総合センターによると、 両市町ではそれまで具体的な目撃情報はなかった。一部で農業被害も確認されており、両市町は注意を喚起している。

葉山では昨年3月ごろから上山口地区に出没。
JAよこすか葉山は、タケノコやサトイモ、ジャガイモ、カボチャなどの食害を確認した。
昨年6月と今年4月に1頭ずつ、計2頭が捕獲された。

横須賀では今年に入ってから、具体的な通報が寄せられ始めた。
これまでのところ農業被害はないが、目撃地点は、東京湾に近い長浦町や田浦泉町などに加え、
相模湾側の芦名もあり、広範囲に及んでいる。

同センターによると、三浦半島の他自治体、鎌倉、逗子、三浦市では具体的な目撃情報はない。
どこからやって来たかは不明だが、丹沢から鎌倉などを経由してきたケースに加え、
飼育者が放した可能性もあるという。

両市町は、イノシシに遭遇した場合は被害を回避するため、
近づかずにゆっくりと後ずさりして離れることなどを呼び掛けている。


ニホンザル、イノシシ被害深刻化 南相馬
東京電力福島第一原発事故に伴う南相馬市の避難区域でニホンザル、イノシシなどが生活圏に入り込み、
人家が荒らされたり、農作物や果樹などが食べられるなどの鳥獣被害が深刻化している。
避難区域では19日から特例宿泊が始まるが、「怖くて泊まる気持ちになれない」と住民から不安の声が出ている。
有害鳥獣が人里に出没するようになった理由について、
南相馬市博物館の稲葉修学芸員(47)は「避難区域に住民が住んでいない。
さらに震災前に比べ狩猟が少なくなった。
人を恐れなくなったのではないか」と分析している。
市農政課によると、平成25年度の農地の被害面積は158アール。
宅地なども被害を受けているほか、多くの目撃情報が寄せられている。
同市原町区の避難指示解除準備区域から鹿島区の仮設住宅に避難している主婦下浦恵子さん(65)は
「サルが家の屋根にまで登ってきた。
大きい音で驚かせても逃げない。
(長期特例宿泊が始まっても)とても戻る気持ちにはなれない」と語る。
市は有害鳥獣捕獲隊を委嘱しているが、全域が避難区域となっている小高区では
例年の15人に対し今年度は9人と手薄な状況だ。
市農政課は「住民が心配している以上、わなの設置数を増やすなどの対策を検討していきたい」としている。


イノシシ:目撃や捕獲相次ぐ 県内では生息していないはずだが… 県南から拡大し盛岡にも /岩手
県内には生息していないとされていたイノシシの目撃や捕獲が相次いでいる。
地域は県南から徐々に拡大し、盛岡市に達した。
農作物被害が目立ち始め、県自然保護課は対策検討の基礎資料とするため、目撃情報の収集を始めた。

同課によると、2007年に奥州市衣川区で目撃されて以降、県南で出没例が報告された。
11、12年度は捕獲1、2頭、目撃は5、6件だったが、
13年度は県央部に広がり、捕獲は22頭に急増した。
目撃は、盛岡市猪去で同年12月30日、岩手大学がクマ調査用に設置していた定点カメラに写るなど6件あった。

岩大農学部の青井俊樹教授(野生動物管理学)によると、江戸時代は県内でも多数生息していたが、
大量に狩猟されたため約100年前から絶滅状態という。
07年以降、▽奥州▽一関▽北上▽平泉▽釜石▽大槌▽大船渡▽花巻▽盛岡の計9市町で出没報告がある。
宮城県方面から分布域が広がり、ほとんど狩猟されないため数が増えているとみられる。

イノシシは農作物を食べるだけでなく、泥を体にこすりつける習性があるため水田を荒す。
繁殖力が高く、早く対策を講じないと分布域が急拡大する恐れがある。
青井教授は「西日本では農作物被害に遭って農業をやめ、
農地跡地がイノシシなどのすみかになって増えるという、負の循環が起きている」と指摘する。


イノシシ急増、対策急務 水田被害など懸念 島根
北山山地(島根県出雲市)の大社地区で、ニホンジカを捕獲する仕掛けにイノシシがかかるケースが増えている。
同地区では、イノシシはほとんど生息していなかったとされ、関係者は「ここ数年で爆発的に増えており、
近い将来、イノシシ被害も出てくるだろう。対策が急務」と話す。

同地区では、シカが角をこすったとみられるヒノキやスギの傷のほか、野菜など農作物への被害が深刻で、
銃や仕掛けによるシカの捕獲を続けている。

ところが、出雲猟友会・大社有害鳥獣捕獲班長の北川恒夫さん(79)によると、
平成22年10月にイノシシ1頭がシカの仕掛けにかかったのを最初に、24年は6頭、25年は14頭、
今年もすでに7頭にのぼるなど、イノシシが急増している現状がうかがえる。

北川さんは「国道431号の近くで捕獲したケースもある。国道を超えれば水田で被害が出る」と心配する。
県中山間地域研究センター鳥獣対策科の金森弘樹科長は
「シカと比べてイノシシは繁殖スピードが早く、捕獲だけでは対応しにくい。
水田や畑の電気柵、ネット柵導入の支援も検討していく」と話す。


イノシシ体当たり、30歳女性が尻かまれ軽傷
6日午後9時頃、神戸市東灘区岡本4の路上で、
知人男性と2人で歩いていた姫路市の会社員女性(30)が、背後から来たイノシシに体当たりされた。
女性は尻をかまれ軽傷。同市内では4月以降、イノシシに襲われ19人が負傷しており、
同市は夜間に警備員をパトロールさせるなどして注意を呼びかけている。

東灘署の発表によると、女性は同区内の実家から帰宅途中。
ゴミをあさっていたイノシシの横を通り過ぎた直後に襲われたという。


<6月>

イノシシ餌付けで氏名公表…神戸市、条例改正へ
神戸市は26日、住宅地でイノシシに人が襲われる被害が相次いでいることを受け、
注意に従わず、餌付けをした人の氏名を公表する方針を決めた。
イノシシは本来、臆病な動物だが、餌付けによって人を恐れなくなると、
餌を求めて凶暴化するケースがあるため、市は2002年に全国初のイノシシ餌付け禁止条例を施行。
しかし効果がみられないため、条例を改正し、抑止力を高めることにした。

同市内では今年4月以降、イノシシによる被害が20件発生。 今月24日には、山陽新幹線・新神戸駅近くの路上で、
通学途中の女子中学生(14)ら5人が体当たりされたり、
かまれたりするなど、これまでに負傷者は18人に上っている。

市によると、1970年頃から六甲山から下りてきたイノシシに
餌を与える住民やハイカーが後を絶たず、同条例を制定。
出没が多い東灘、灘、中央の3区を規制区域に指定し、
餌付けをした人に口頭指導や文書勧告を行えるようにした。
しかし、指導や勧告に従わない人も多いという。

市は近く条例改正の素案を公表し、市民から意見を公募した上で市議会に提案する。
出没地域のパトロールを強化し、違反者特定にも力を入れる。

野生動物への餌付けを禁止し、違反者名を公表する条例は、栃木県日光市や大阪府箕面市、
奈良市などでも制定されている。
神戸市農政部計画課は「事態は深刻化しており、他の自治体の例も参考に条例改正に取り組む」としている。

山本麻希・長岡技術科学大学准教授(野生動物管理学)の話「餌を与える人の多くは、
野生動物と愛玩動物を混同している。
人間の食べ物を知ったイノシシは凶暴化し、最後は駆除される運命だ。
まずは、しっかりと啓発し、餌付けしている人の誤解を解くことが重要だ」

イノシシにエサをやるな


イノシシ被害ヤギで防ぐ
イノシシによる農作物被害を減らそうと、天草地域の活性化に取り組む市民団体
「天草デザインプロジェクト」(金子順子会長)が、耕作放棄地でヤギを飼育して草を食べさせ、
イノシシの隠れ場所をなくす試みを始めた。
リーダーの金子寛昭さん(54)は「除草の手間が省け、ヤギを見れば心も安らぐ。
様々な効果が期待できる」と話している。(池田亮)

県むらづくり課によると、2012年度のイノシシによる県内の農産物被害は約3億2580万円で、
有害鳥獣による農作物被害の約6割を占めている。
元々は警戒心の強い動物だが、餌の豊富な人里に来るようになり、生息範囲を広げている。
被害を減らすには
▽果実などを確実に収穫する
▽生ごみを放置しない
▽農地周辺の草を刈り、隠れ場所をなくす
――ことが有効とされている。

ヤギに耕作放棄地などの雑草を食べさせ、有害鳥獣対策に役立てる取り組みは、全国各地で行われている。
同課は「除草目的でヤギを飼育する例はあるが、
県内でイノシシの被害対策に飼うのは珍しいのではないか」と話している。

天草市では、本渡地区の市街地周辺でも、イノシシが水稲などを食い荒らしたり、
通学路に出没したりするケースが相次いでいる。
そこで同団体は、ヤギの活用を思い立ち、上天草市の畜産農家から雑種3匹を譲り受け、
今月から飼育を始めた。

当面、本渡地区2か所で試験的に飼い、食べる草の量や除草効果などを検証する。
9月頃には、県の補助事業を活用して、4匹を追加購入するという。

今後は、高齢化などで除草が進まない地域にヤギを貸し出す派遣事業や、
乳を活用した加工品の開発などにも取り組みたい考えだ。

金子さんは「ヤギがしっかり働いてくれれば、除草剤を使う必要もなく、環境にも優しい。
事業を軌道に乗せ、雇用創出にもつなげたい」と話していた。

ヤギを放牧してイノシシ被害を防ぐ


イノシシ警戒パトロール 神戸・岡本や葺合
イノシシに人が襲われる被害が相次いでいる神戸市東灘区、中央区で、市は27日、夜間パトロールを始めた。 職員らがイノシシの出没する地域を巡回し、住民に注意を呼びかけた。

パトロールは当面の間、毎日午後3時〜9時半に、夜間に人がかまれるなどの被害が続いている東灘区岡本、
24日朝に女子中学生ら5人が襲われた中央区葺合町を中心に行われる。

この日、東灘区では市職員や委託を受けた警備員ら7人が阪急岡本駅前を出発。
駅北側の住宅地を巡回し、天上川の川べりにいるイノシシを確認、
通行人に「気を付けてください」と声を掛けるなどした。

市農政部計画課の森本昌伸係長は「パトロールで住民の方に安心してもらいたい。
餌付けをしている人を見つければ、指導もしていく」と話した。

市は、7月から山中にセンサーカメラを設置し、
イノシシが現れる場所や時間、頭数を調べ、有効な対策を研究していく。

イノシシパトロール


買い物袋に猪突猛進…3夜連続でイノシシ被害
神戸市東灘区の住宅街で、住民らがイノシシに襲われる被害が、15日から3夜連続で起きた。

六甲山系の山裾から沿岸部の住宅地まで行動範囲を広げたイノシシが、
ハイカーや住民らに餌付けされて人に慣れ、買い物袋を奪おうとして凶暴化。
市が対策として制定した餌付け禁止条例も、勧告件数は1件にとどまり、効果は十分とはいえない。
市は注意喚起するとともに、餌付け行為のパトロールを強化する。

閑静な住宅地として知られる東灘区岡本。
16日午後9時前、買い物帰りの女性(49)の前に突然、体長1・2メートルはあるイノシシが現れ、
持っていた買い物袋目がけて突進してきた。女性はとっさに近くの駐車場に逃げ込んだが、
イノシシはすぐに追いつき、女性の左足にかみついた。

4月以降、同様の被害は岡本地区だけで14件に上り、
多くは夜間に、買い物袋を提げた住民が襲われている。

神戸の市街地に出没するイノシシが増え始めたのは1970年代以降。
その後、餌を与えるハイカーや住民が増え、
人慣れしたイノシシが、買い物袋を奪おうとして人間を襲撃する例が頻発するようになった。

市の委託を受けた猟友会東灘支部が毎年イノシシを捕獲。
昨年度は東灘区内で113頭を駆除した。
市全体の駆除数は705頭に上る。
生息数は数倍と推定され、いくら捕獲しても追いつかないのが現状だ。
市の有害鳥獣対策費は年々増加傾向で、今年度は4684万円を計上した。

頭を悩ませた市は、イノシシが凶暴化する原因である餌付けの取り締まりに乗り出した。
2002年に餌付け禁止を定めた全国初の条例を制定。
罰則規定はないが東灘、灘、中央3区の規制区域で、違反者に勧告・指導できることになった。
しかし、実際には行為者の特定が難しく、勧告例は1件しかない。

市農政部計画課は「条例の効果で『餌付けはしてはいけない』という認識が浸透してきた。
その一方で、いまだに餌付けする人が絶えないのも事実。
指導、啓発と同時に捕獲・駆除を進めていくしかない」としている。

東灘区役所まちづくり課の担当者は「イノシシが近づいてきた場合は、ゆっくりと後ずさりして、
ビニール袋や中の食べ物を遠くに投げて、被害に遭わないようにしてほしい」
と注意を呼びかけている。(初田直樹、畑中俊)


緊急対策でイノシシ捕獲急増 「出口」なく処理停滞 宮城
東京電力福島第1原子力発電所の事故の影響で野生のイノシシ肉の出荷が制限されている宮城県で、
捕獲したイノシシの処理に地元の狩猟者が頭を悩ませている。
食肉として活用ができず「出口」がふさがれる一方、農水省の緊急捕獲対策による手厚い支援が奏功し、
2013年度の捕獲頭数が前年度の1.4倍の3500頭にふくれ上がるなど処理負担が増しているためだ。
現場からは、埋却など負担が大きい処理方法を改善するため、解体・処理施設の整備などに支援を訴える声が上がる。
 「イノシシが入ったぞ」。角田市小田地区の里山で、箱わなにかかった体長約90センチ、
推定2歳の雌のイノシシを見つけた、県猟友会伊具支部長の庄司登さん(68)が叫んだ。
庄司さんが近づくと、イノシシは威嚇するように歯をカチカチと鳴らし、
箱わなの入り口に向かって何度も突進して暴れた。
「こんなイノシシが畑をわが物顔で荒らしているのでは、農家は怖くて農作業もできないだろう」とつぶやく。

県内の12年度の野生鳥獣による農作物被害は前年度比2900万円増の8900万円。
そのうち、イノシシの被害は1200万円増の3900万円と4割を占める。
庄司さんは「農家が悔しそうな顔をするのを見ていたら、何としても頑張らなければ」と使命感から捕獲を続ける。
ただ、「捕獲しても、肝心の処理ができなくなってしまったら・・・」と表情が曇る。

農水省は全国で増え続ける野生鳥獣による農作物被害を食い止めようと、
13年度から鳥獣被害防止緊急捕獲等対策を始めた。
イノシシの場合、捕獲の経費として1頭当たり最大8000円を支援。
同市の場合、市などの補助と合わせて1頭当たり1万円が奨励金として狩猟者に支給される。

県猟友会伊具支部では、原発事故による出荷制限で狩猟者の意欲が低下していたが、
13年度、管内の同市と丸森町で前年度の2倍の2100頭余りを捕獲。
緊急対策が奏功した形だ。

・原発事故で加工場“閉鎖”

ただ、捕獲数が増える一方、課題として浮上したのがイノシシの処理だ。
丸森町に解体・処理・加工場があるが、原発事故で食肉として活用する道が閉ざされて以降、事実上閉鎖されている。
庄司さんらは現在、止め刺しをしたイノシシの多くを、
山中や農家の敷地に埋却しているが「これだけ頭数が増えると、大きな穴を掘ったり、
現場で解体したりするのは大変な重労働だ」。
猟友会会員は7割が60歳以上。
「このままでは10年以内に大半の狩猟者がやめてしまうのではないか」と危機感を募らせる。

農水省は、野生獣の解体・処理施設などの建設に対し最大半額を補助する
「鳥獣被害防止総合対策交付金」を14年度は95億円を計上した。
しかし、こうした事業の活用も「(原発事故で)食肉などに活用する費用対効果が説明しにくく、
建設は極めて厳しい」(県農産園芸環境課)。
仮に市町村が単独で施設を作るにしても「食肉への活用無しでその後の維持管理をすることを考えると、
財政面で非常に難しい」(角田市農政課)と、行政も二の足を踏む。

庄司さんは「農業被害の撲滅のためにも、現場の実態に添った対応が必要だ。
このままでは人間がイノシシに負けてしまう」と訴える。

イノシシ被害


住宅街でイノシシに襲われ女性ケガ 神戸市
15日夜、兵庫・神戸市東灘区の住宅街で買い物帰りの47歳の女性がイノシシに襲われ、
尻の右側をかまれる軽傷を負った。
周辺では、歩行者がイノシシに襲われる事件が4件相次いでいて、
16日午後9時頃にも49歳の女性がかまれたという。


昨年度の鳥獣被害2億9400万円 イノシシ被害深刻
昨年度の県内の鳥獣被害は前年度比700万円増の2億9400万円に上ったことが
県や市町村などでつくる県鳥獣被害対策本部の会合で報告された。
イノシシ被害が1800万円増の1億6800万円で深刻さを増している。
県森との共生推進室によると、県内ではイノシシの生息数が増えているとみられ、稲を食べたり、
農地を荒らしたりするケースが多かった。

同本部は、世界農業遺産の認定地域の国東半島で生物多様性の保全を図るため、
アライグマの生息調査を実施することや、鳥獣の捕獲情報を共有するシステムを作ることなどを決めた。


<5月>

イノシシ捕獲2倍超の483匹 松山・中島地域
愛媛大農学部と連携し忽那諸島のイノシシ生息状況を調べている愛媛県松山市は27日、
同市中島大浦の市中島総合文化センターで報告会を開き、
2013年度に有害鳥獣捕獲許可を受け中島地域で捕獲されたイノシシが、
前年度の2倍以上となる483匹と大幅に増えたことを明らかにした。
市農林水産課によると、有害鳥獣捕獲許可を受け中島地域で捕獲したイノシシは
11年度に140匹、12年度は225匹だった。
捕獲数が大幅に増えた背景にはイノシシを捕獲しようとする住民の増加や、
研修での捕獲技術向上を挙げ「生息数についてはっきりしたことはいえないが、
近年増加傾向だと推測される」とした。
市と愛媛大の調査では、有人9島で聞き取りし、7島計二十数カ所に
動物の動きを感知し自動撮影するカメラを設置。
中島本島の雌1匹に電波発信機を取り付け、活動範囲を把握した。


イノシシ:仲良しでごザル 背中が居場所 茨城・石岡
茨城県石岡市吉生の自然動物公園「東筑波ユートピア」でニホンザルの「さん」(メス、2歳)が
イノシシの「ちゅら」(オス、1歳)の背中にしがみつき、人気を集めている。
昨春以来、「ちゅらさん」の名前で売り出しており、同園は来場者数アップに期待を寄せている。

さんは2012年春、生後間もないころ、
ほかのメスザルに母ザルから引きはがされてしまい、人の手で育てられた。
飼育担当者の牧志郁弥さん(24)は「1匹では寂しい思いをさせる」と
育児放棄されたイノシシと一緒に飼育することにした。

さんは自然にイノシシの背中にしがみつくようになり、イノシシもそのままにしているようになった。
牧志さんは「イノシシは臆病な性格だが、一緒に暮らすうちに愛着が湧いたのかも」と推測する。

来場者に可愛らしい姿を楽しんでもらおうと、12年夏から園内のショーで公開。
最初にさんを背中に乗せていたイノシシが成長したことから、
暴れた場合のことも考え、昨春からはちゅらをパートナーにした。
ショーを見学した埼玉県春日部市の会社員、西田真さん(40)は
「仲むつまじい様子が可愛い」と話していた。

東筑波ユートピア さん


避難区域のイノシシなど今月末から捕獲へ
原発事故の避難区域で住宅や田畑を荒らしているイノシシやイノブタについて、
環境省は出産の時期に駆除することで効果的に数を減らそうと、今月末から捕獲を始めることになりました。

福島県内の避難区域などでは、イノシシやイノブタが住宅や田畑を荒らす被害が相次いでいて、
環境省は去年11月からことし2月にかけて、原発周辺の浪江町、双葉町、大熊町、富岡町の合わせて
4つの町の帰還困難区域などで初めて駆除に乗り出し、合わせて204頭を捕獲しました。
さらに、来月にかけては出産の時期に当たることから、
環境省はこの時期に駆除することで効果的に数を減らそうと、今月26日から捕獲を始めることになりました。
ことし7月上旬まで行うほか、地元の要望を踏まえて、4つの町以外にも、
南相馬市、飯舘村、葛尾村の帰還困難区域での実施を検討しているということです。
石原環境大臣は閣議のあとの記者会見で、
「将来の住民の皆さんの帰還が、円滑に進むよう努力していきたい」と述べました。


捕獲のイノシシ処分「困った」 埋設地不足が深刻 宮城、福島
宮城、福島両県でイノシシを駆除する猟師らが捕獲後の処分に頭を悩ませている。
全国的な農業被害を重くみた農林水産省の掛け声で捕獲頭数は急増したが、
両県では福島第1原発事故の影響で出荷制限が続いており、廃棄するにも用地などが限られているからだ。
関係者は「計画的に捕獲、処分できる環境が整わないと、里山がイノシシだらけになってしまう」と不安を訴える。

「イノシシは1年でねずみ算式に増える。このままでは処分が追い付かない」。
宮城県丸森町で有害鳥獣駆除隊長を務める農業斎藤謙一さん(66)がため息をつく。
斎藤さんが3月までの半年間で捕ったイノシシは56頭で従来の2倍。
原発事故前は町内の加工場が全量を引き取ってくれたが、
国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されて
出荷制限指示が出たこともあり、加工場は閉鎖されてしまった。
自家消費した残りを廃棄するが、埋設処分の場合は自力で用地を確保しなければならない。
衛生面から焼却処分が最適だが、40〜100キロのイノシシを解体して自ら運ぶ必要があり、手間が掛かる。
焼却場が近隣の角田市に一つしかないのも悩みの種だという。
斎藤さんは「自宅裏に埋めているが、獣が掘り返すのでハエが湧いて気持ち悪い。
埋める土地がなくなった知人もいる」と嘆く。
処分先に困るほど捕獲頭数が増えた背景には、農水省が2012年度に始めた施策がある。
農業被害を減らすため、捕獲軽費を補助し、全国で野生鳥獣30万頭を緊急捕獲する。
宮城県内では13年度、前年度比6割増となるイノシシ約3500頭を駆除。
福島県内では11年度と比べて倍となる約6000頭が捕まえられた。
両県とも食肉として出荷できないが、イノシシの食害が12年度に
約6840万円(11年度比1910万円増)に上る福島県は
「処分に困っても捕獲をやめるわけにはいかない」(環境保全農業課)と強調する。
宮城県は「捕獲計画を立てる市町村に埋設場所を確保するよう依頼しているが、
さらに何らかの施設整備を検討するなど知恵を絞りたい」(農産園芸環境課)と話す。

捕獲のイノシシ処分シ


熊野の「竹原八郎屋敷跡」に”敵襲” イノシシで土塁崩落
南朝の忠臣、竹原八郎が一三三一(元弘元)年に大塔宮護良親王を迎えたとされる
熊野市神川町の竹原八郎屋敷跡(市指定文化財)の土塁が、
イノシシの襲撃により崩落が進んでいる。
四方を土塁で囲んだ「方形城館」で、南北朝時代の遺構として価値は高い。
敵の襲撃には抜群の防御機能を誇ったが、獣という伏兵には苦戦気味だ。
人口三十三人の過疎集落、神川町花知(はなじり)の外れに、
背丈を超える土塁が一辺ごとに四十メートルほど続く。
屋敷跡の更地は花知神社として引き継がれ、大正期に土塁の一部を切り開く形で参道が設けられた。
中のお社には竹原八郎らが祭られ、十一月三日に例祭が営まれる。
光厳天皇の日記「光厳院宸記」や軍記物語「太平記」によると、
後醍醐天皇による鎌倉幕府を倒す計画が失敗した際、熊野に逃れた護良親王を竹原八郎がかくまった。
竹原八郎はその後、伊勢で幕府方の守護代や地頭を襲撃する活躍を見せ、倒幕に一役買った。
後世の一九一二年に従四位の位階を与えられ、
北山川対岸の北山村にも骨置(こうず)神社などゆかりの史跡が残る。
花知神社総代の前田光義さん(83)によると、近年はイノシシが屋敷跡の土塁を掘り返すようになり、
特に西側の土塁の崩落が進んだ。
過疎化で獣の生息範囲が集落まで広がったことが原因。
二〇一二年以降、住民が土塁の欠けた箇所に土を盛り、
獣の侵入を防ぐ網を張ったため、一時的に被害はやんでいる。
北側の土塁は北山川に面していたため、大部分がすでに崩落。
一一年の紀伊半島豪雨で川が増水し、屋敷跡の敷地の一部が削られた状態になったという。
前田さんは「屋敷跡は祭りの場であり、住民にとって思い入れは深い。
獣が集落や神社を荒らすことは残念だ」と話している。
市教委によると、屋敷跡はかつて、北側を除く全ての土塁の外側に堀が巡らされていた。
丘陵地ではなく、平地に建てられた方形城館は珍しく、
「三重の山城ベスト50を歩く」(サンライズ出版)の番外編でも紹介されている。

イノシシ


相次ぐ目撃、カメラで実態把握 金華山でイノシシ調査
 岐阜市の金華山周辺でイノシシの出没が相次いでいるのを受け、岐阜森林管理署は本年度、
市や岐阜大学野生動物管理学研究センターと連携。
国有林に自動撮影カメラを設置しイノシシの生息調査に乗り出す。
金華山周辺では数年前からイノシシの目撃情報が相次ぎ、イノシシによる登山道の掘り起こしなどが後を絶たない。
同署は「まずは生息の実態を把握したい」と話している。

 カメラは動物の体温の動きを感知し、自動的に静止画や動画を撮影する。
同センターと共同し、イノシシが多く出没するとみられる約20カ所に設置。
画像はすべて同センターに送られ、出没の時間帯や個体種などを解析する。

 また市が捕獲したイノシシも同センターに検体として運び、
DNA検査などで金華山までの移動ルートも解明する。

 同署などによると、イノシシは1991年ごろから金華山にすみ着いたといわれ、
近年は登山道などでイノシシの掘り起こしが相次いでいた。
市の捕獲数も年々増加し、2008年度は25頭だったのに対し、昨年度は46頭に達している。

 同署は「まずはイノシシの出没する時間など傾向を把握し、
市民が遭遇するリスクの回避につなげたい」と話している。

イノシシ


イノシシ駆除が必要な「管理区域」、19市町に拡大 /茨城
 イノシシによる農作物被害が拡大している。
3月改定の「第5期県イノシシ保護管理計画」では、被害が多く、
イノシシの駆除が必要となる管理区域は4年ぶりに3市が追加され、計19市町になった。
一部自治体は「鳥獣被害対策実施隊」を結成するなど対策に乗り出しているものの、
管理区域外の被害も確認されており、関係者からは
「自治体同士の連携が必要」と指摘する声も出ている。【佐久間一輝】

 □生息数大幅増

 県内のイノシシ生息数(推定)は2013年度、1万3500?1万4600頭。
00年度の生息数(1万頭)に比べ、35?46%も増加している。
管理区域は県北や筑波山周辺などの16市町だったが、県は新たに行方、鉾田、小美玉の3市を追加。
県環境政策課は「耕作放棄地などが増え、
警戒心の強いイノシシにとって住みやすい環境が広がっている」と増加理由を分析する。

 12年度の県内農作物被害は総額約5億700万円。
このうち6割以上の約3億8000万円がカモなど鳥類によるレンコン被害となっており、
水稲やイモ類などイノシシ被害は約6216万円だった。
イノシシ被害は00年度(約3886万円)比約60%増となっており、
県は年3500頭を捕獲し、被害金額を00年度並みに引き下げることを目標に掲げている。

 □3市が実施隊
 イノシシ被害を食い止めようと、管理区域内の笠間市は10日、
「鳥獣被害対策実施隊」を結成した。
非常勤特別職公務員の隊員に任命された地元猟友会のハンターら33人がイノシシの捕獲などに当たる。
笠間市の13年度農作物被害額は過去最悪の約2223万円。
山口伸樹市長は「鳥獣被害対策は地域にとって大きな問題。
被害の実態は数倍、数十倍にも上る」と危機感をあらわにする。

 12年3月の鳥獣被害防止特別措置法改正に伴い、同実施隊の運営経費は8割が国から補助されるほか、
隊員の狩猟税も5割減免される。
これまではハンターが手弁当で有害鳥獣駆除に協力。
同実施隊結成はハンターの負担軽減にもつながることから、
県内では石岡、筑西両市が同実施隊を設立している。
 県猟友会東部支部によると、管理区域外となる茨城町では4月以降、
イノシシに家畜のえさを食べられたり、ジャガイモを掘り起こされたりする被害が相次いでいる。
町農業政策課は「周辺の市町村から逃げ込んだ可能性が高く、
町内に定住しているという情報もある。被害状況を調査したい」と実態把握に乗り出す考えだ。

 一方、ハンターは高齢化が進み、各自治体ともに後継者不足に悩まされている。
笠間市鳥獣被害対策実施隊の大須賀正弘隊長(県猟友会笠間支部長)は
「銃規制が進み、若い世代が参加しにくい状況もある。
まずは狩猟を理解してもらえるような活動が必要」とハンター養成を要望。
また、別の隊員は「笠間だけで頑張っても、イノシシはほかの自治体に逃げて行ってしまう。
ほかの自治体と連携しないと、駆除はできない」と話している。

イノシシ


柏崎市の住宅近くにイノシシ
 4日午前8時すぎ、柏崎市上田尻の竹やぶ近くに体長約1メートルのイノシシ1頭がいると、
近くに住む60歳代の男性から110番通報があった。

 柏崎署によると、イノシシは発見場所から約1キロ離れたやぶの中に逃げたという。
現場はJR信越線安田―茨目間の南側で、付近には住宅がある。


<4月>

ウド畑のイノシシ被害深刻 高知県の仁淀川町
 高知県吾川郡仁淀川町上名野川で、16年続いていた特産ウドの収穫イベント
「中津明神うど採り」が今年、イノシシ被害で中止となった。
主催する「上名野川うど生産組合」の組合員らが所有する畑、
計約40アールのほとんどが荒らされ、来年以降の生産もめどが立たない状況に。
組合員らは「楽しみにしていたお客さんに申し訳ない」と肩を落としている。


イノシシと格闘 猟犬の全国大会
猟犬としての能力を競い合う第6回全国猪犬猟能競技大会が5日、
和歌山県上富田町岩田の熊野山本猪犬訓練所(山本弘之代表)であった。
各地から集まった35匹の猟犬が、イノシシと1対1で格闘した。
同訓練所が、猟師同士の交流や飼育している猟犬の能力向上を目的に開いた。参加者は23人。
埼玉県など関東地方や鹿児島県など九州方面からも参加があった。
競技は3部門で行い、幼犬の部(生後10カ月まで)に6匹、
若犬の部(11カ月〜1歳8カ月)に13匹、成犬の部(1歳9カ月以上)に16匹が出場。
5分の制限時間を設けてベテランの猟師が審査に当たり、イノシシとの駆け引きや向かっていく気の強さ、
かみついて最後まで猟に集中する粘り強さなどをチェック。
部門により20キロ、35キロ、65キロのイノシシが用意。
約1100平方メートルの柵の中に放たれ、猟犬が茂みの中にいるのを見つけて追い出したり、
かみついたりして猟を想定した訓練をした。
山本代表は「イノシシが増えているが、猟師や猟犬が少なくなってきている。
この大会を通じて親睦や経験を深めてもらい、猟師の数が少しでも増えて、
イノシシの有害駆除に協力できたらと思う」と話している。

イノシシ


初めてイノシシ捕獲 糸島半島から30キロ泳ぎ着く? 長崎・壱岐島
長崎県の離島・壱岐でイノシシが初めて捕らえられた。
もともと島に生息していなかったが、4年前に海から上陸するところが目撃されて以来、
農作物の被害が相次いでいた。
専門家は「対岸の糸島半島などから追い立てられ、
海に飛び込んだイノシシが約30キロ離れた島に泳ぎ着いたのではないか」とみている。
壱岐市によると、3月21日、島北部の山中で地元猟友会のメンバーが
体長1・3メートル、体重90キロの雌を見つけ、駆除した。
壱岐では平成22年6月、島南部の海岸に上陸するイノシシが初めて目撃された。
その後、南部を中心に稲が踏み倒される被害が続出し、足跡も複数の場所で発見された。
海岸に漂着した死骸も2頭見つかった。
イノシシが繁殖すれば、深刻な農作物被害が生じる恐れがある。
実際、瀬戸内海でも泳ぐイノシシが目撃されており、
たどり着いた離島で繁殖し、農作物を荒らすケースが出ている。
長崎県や壱岐市は対策協議会を設立し、イノシシの姿を知らない島民向けに、
写真入りのポスターで情報提供を呼び掛け、島内に駆除用のわなを設置した。
今回駆除されたイノシシが、4年前に目撃されたイノシシと同じ個体かは不明だ。
中央農業総合研究センター(茨城県つくば市)の仲谷淳上席研究員(58)=動物生態学=によると、
イノシシは通常、水に入ることを嫌うが、追い立てられると海を泳いで逃げる場合があるという。
壱岐の対岸の糸島半島では、有害鳥獣としてイノシシが山間部を追われ、
海岸付近に出没しており、そこで犬などから逃れようと海に飛び込んだ可能性がある。
壱岐から糸島までは30キロあるが、十分泳げる距離だという。
では、壱岐のイノシシは“絶滅”したのか。
今回捕獲されたイノシシは大型の成獣だが、2、3年以内に出産した様子がないことから、
島内に雄はおらず、繁殖していた可能性は小さい。
仮に繁殖が確認された場合でも、壱岐島の場合は一斉に山狩りを実施すれば、完全な駆除は可能だ。
同じ離島の対馬では、江戸時代にイノシシの生息地を少しずつ柵で区切りながら駆除する手法で、
いったんイノシシ被害を根絶した。
ただ、対馬では現在、再びイノシシが増加している。
泳ぎ着いたか、人が持ち込んだかはわからない。
市の担当者は「繁殖している可能性も捨てきれない。今後も駆除活動を続けます」としている。
仲谷氏は「増えたら大変なことなので、繁殖していないかの確認は慎重を期すべきだ。
イノシシは基本的に人を襲わないが、犬には反応する。
万一飼い犬の散歩中にイノシシに襲われたら、手綱を放すようにしてほしい」と述べた。

イノシシ


イノシシ早くも活発 高岡市福岡町沢川、少雪が影響か
高岡市福岡町沢川(そうごう)で3月中旬以降、イノシシの被害が発生している。
土手 を荒らして用水を詰まらせるケースが多く、活発な行動の背景には今冬の少雪が影響して いるとみられる。
人や農作物への被害を未然に防ぐため、2月に結成した沢川限定のイノ シシ捕獲隊員が6日、
初めて捕獲用のおりを設置した。
福岡町沢川は石川県境の中山間地。
住民によると、イノシシが餌を探そうと土手を掘るたび、落ちた土が用水にたまる。
被害の発生時期は例年より2週間ほど早く、雪解け時期と重なっているという。
用水の江ざらいは住民が行うが、高齢者が半数を超える沢川にとって、負担は大きい。
沢川では昨年度、12頭のイノシシを捕獲しており、高岡市全体の捕獲数の半数近くを占めた。
農作物被害が後を絶たず、民間周辺にも出没する事態となっていたため、福岡町有害鳥獣捕獲隊の中に、
鳥獣保護区の沢川で例外的に捕獲活動が行える隊員として住民4 人を市が委嘱した。
6日は、沢川営農組合の被害届を受け、隊員が高さ、幅各1メートル、
奥行き2メートルの鉄格子のおり1基を地区内に設置。
米ぬかをまき餌に使うことなど、
以前から福岡町有害鳥獣捕獲隊として活動している隊員から指導を受けた。
沢川限定の捕獲隊員である前田由市さん(60)は「人家の回りにイノシシが出ている。
被害が出る前に捕獲し住民に安心してもらいたい」と話し、
田畑公生沢川自治会長(67)は「高齢者の多い自治会にとって、捕獲隊の活動は心強い」と期待を寄せた。

イノシシ


イノシシが住宅街で男女4人に体当たり! 骨折などのけが
3日午前9時15分ごろ、神戸市西区井吹台西町1丁目の住宅街で、
イノシシを目撃したという110番が相次いだ。
男女4人が体当たりされ、69歳の女性が足を骨折するなどけがをした。
イノシシは逃げ、兵庫県警が注意を呼び掛けている。
神戸西署によると、骨折した女性は住宅の敷地内を歩いていた。
別の男女3人は軽傷。
現場は市営地下鉄西神南駅から西へ約500メートルの住宅街。


「食害」対策 災い転じ、村の元気に
シカやイノシシによる農作物などへの被害が深刻だ。
このため国は、これら野生動物の捕獲を促す法整備に乗り出した。
食害対策はもちろん急がれるが、それを農山村の振興や再生にもつなげたい。
みなさん、ニホンジカの肉を食べたことがありますか。
食用の野生鳥獣をジビエと言うが、初めてシカ肉を食べた。愛知県三河の産。
口内にチーズっぽい後味が残ったが、癖が少ない。どんな調理にも使えそうだ。
そのシカが、七百種を超える哺乳・鳥類のすむこの国で、爆発的に増えている。
二〇一一年度のニホンジカの全国の推定生息数は約二百六十一万頭(北海道は別に集計)。
十年前のほぼ二・六倍だ。イノシシも約八十八万頭で、一・五倍の急増ぶり。環境省が昨年まとめた。
今のままだと、シカは十年先には五百万頭にもなるという。両種は生息域も広がっている。
農山村の過疎が進み、耕作放棄地や手入れされない山林が増えたことが最大の原因とみていい。
森の生態系の頂点にいたオオカミの絶滅や温暖化で冬の餓死が減ったためと指摘する専門家もいる。
その食害が深刻だ。農作物の被害額はこの数年、二百億円台で推移。
新芽や枝が食べられる林業被害の約60%はシカによる。
森林の劣化は水資源や防災面の不安を高める。列車や車との衝突も頻繁に起きている。
もはや都市住民の生活にも直結している。
対策を迫られた国は、野生動物の「保護」の役割を担ってきた鳥獣保護法を抜本的に見直さざるを得なくなった。
「保護」から積極的な「捕獲」への転換である。
狩猟者の減少と高齢化に悩む現状を、捕獲を専門に行う民間事業者の認定制度を設け、
さらには夜間も銃捕獲を認める規制緩和で補うことなどが柱になる。
だが、それだけでいいのだろうか。
信州大農学部の竹田謙一准教授は「捕獲だけでない専門家」の必要性を訴える。
捕獲は農山村再生の対策の一部にすぎぬからだ。
広い視野で、その将来の青写真が描ける人こそが、現場に求められるのではないか。
近年、シカやイノシシのジビエを町おこしの“資源”にする事例が増えてきた。
例えば鳥取県は東京の有名レストランにジビエ料理を売り込んでいる。盛んになれば、雇用創出にもなるだろう。
こうした山村と都会の協力で、食害という災いを、よき福に転じられないものだろうか。


鳥獣被害対策隊が発足 富士宮で
富士山麓の有害鳥獣による食害を防ごうと、
富士宮市は地元猟友会員でつくる「市鳥獣被害対策実施隊」を組織した。
鳥獣被害防止特措法に基づく県内初の取り組み。
隊員らは「行政と協力して富士山の自然や山麓の農家の生活を守りたい」と意気込んでいる。
 実施隊は市内の富士宮猟友会と西富士山麓猟友会の各五人で結成。
十一月中旬から翌年二月中旬の猟期を除き、わなで有害鳥獣を駆除する。
被害農家に電気柵の設置などの対策を助言するのも任務の一つだ。
市は隊員に日当千円を支払うほか、シカとイノシシを捕獲した場合に一頭五千円で買い上げる。
 市内の農業被害額は二〇一二年度、飼料作物と野菜を中心に千百八十八万円に上った。
特に深刻化しているのがニホンジカによる食害。
スギ・ヒノキの樹皮をはぐ林業被害や、貴重な高山植物を食べる生態系への影響も指摘されている。
県の一〇〜一二年度の調査によると、富士山の静岡県側には一万七千頭のシカが生息。
〇四〜〇六年度の前回調査よりも七割増えている。
区域別では国有林に一万頭、富士宮市に山麓市町で最多の三千頭がいると推定している。
隊長に選任された風岡正則さん(61)=同市内房=は
「シカの多い場所に会員を一斉に派遣すれば効果的に捕まえられる。
猟友会のエリアにとらわれずに気兼ねなく活動できるよう、
市にはリーダーシップを発揮してほしい」と話している。


<3月>

道路に飛び出してきたイノシシとクルマが衝突、大捕り物に
25日午後10時20分ごろ、京都府京都市左京区内の市道を走行していた乗用車と、
道路に飛び出してきたイノシシが衝突する事故が起きた。
イノシシは約2時間に渡って京都市内を逃げ回ったが、最終的には警官が捕獲。
この際にショック死している。
京都府警・川端署によると、現場は京都市左京区岡崎円勝寺町付近。
市道を東進していた乗用車が交差点を通過したところ、道路に飛び出してきたイノシシと衝突した。
衝突によってクルマは小破したが、運転していた36歳の男性にケガはなかった。
イノシシはそのまま逃走。約2時間に渡って同区周辺を逃げ回ったが、
通行人に危害を加える可能性もあることから、同署は署員約20人で追跡。
最終的には病院の敷地内に追い込んで捕獲した。
捕獲したイノシシは直後にショック死。体長は約1mで、3歳程度のオスだという。
京都市中心の市街地にイノシシが出没することは珍しいという。


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